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資金調達

銀行の担当者が替わったら|引継ぎ資料と、改めて確認する約束

企経 企業経財 編集部 公開 2026.08.17 更新 2026.10.06 読了 約8分

担当者の交代時には、書類だけでなく面談や口頭で情報が引き継がれることもあります。ただし、経営者が前の担当者と話した内容のすべてを、新しい担当者が把握しているとは限りません。そこで、自社からも要点を整理して共有します。

借入の条件と、相談中の事項を分ける

契約済みの金利・返済条件・保証条件と、今後の融資や条件変更について相談していた内容を区別します。口頭の約束は組織に存在しない、と決めつけるのではなく、メールや面談記録を示して認識を確認します。担当者の説明だけで契約が変更されたと思い込まないことも大切です。

直近の実績と、次に資金が必要になる時期を示す

決算書、直近の試算表、借入一覧、資金繰り表を用意します。前回の計画から売上・粗利・入金時期が変わっていれば、その理由を説明します。銀行内部の引継ぎ方法を推測するより、現在の状況と次の相談事項を短く共有する方が実務に役立ちます。

月次で把握することと、毎月提出する義務は別

モニタリング強化型特別保証制度では月次での状況把握を求めますが、金融機関への定期報告は年1回を基本とし、決算期に応じた期限、初年度の扱い、状況変化時の報告があります。すべての融資で毎月の報告が義務になったわけではありません。自社の契約・利用制度で必要な資料と提出日を確認します。

次の約束を記録する

誰に、いつまでに、何の資料を出すか。次回は何を判断する面談か。担当者交代後の最初の面談で確認し、記録を双方の認識合わせに使います。これで融資が必ず通るわけではありませんが、説明の行き違いを減らせます。

確認に用いた一次資料

情報確認日:2026年10月3日。

編集後記

銀行の担当者が替わるときは、引継ぎがどこまで済んでいるかを確認し、自社の事業と資金需要を改めて説明する機会にしたいと思います。担当社数や引継ぎ期間は金融機関・担当者によって異なります。
直近の試算表、借入一覧、今後の予定を一枚に整理し、進行中の相談と次の期限を共有します。以前伝えたから分かっているはず、とせず、認識をそろえることが大切です。

— 編集部
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※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の金融機関の対応や融資の結果を保証するものではありません。制度・指針の内容は改正されることがあります。実際のご判断は、取引金融機関・専門家にご確認ください。
【参考】金融庁「企業アンケート調査の結果」(令和8年6月30日/令和6年6月28日)/金融庁「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」(令和8年8月)/金融庁・経済産業省・財務省「経営者保証改革プログラム」(令和4年12月23日)/金融庁 監督指針 新旧対照表(令和4年11月1日/令和7年12月19日)/金融庁「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」(令和元年12月)/金融庁「事業性融資の推進(企業価値担保権等)」/経済産業省「ローカルベンチマーク ガイドブック(企業編)」/中小企業庁 金融課「モニタリング強化型特別保証制度のモニタリングについて」(令和8年3月2日)/経営者保証に関するガイドライン研究会「経営者保証に関するガイドライン」Q&A