資金繰り表は、利益の表ではなく現金の予定表です。最初から細かい書式を作り込むより、期首残高に入金を足し、出金を引く基本の形から始めます。
現金と預金を合計し、自由に使えない資金は区別します。自社の口座間振替は、会社全体で見れば新しい収入でも費用でもないため、二重に足したり引いたりしません。
売掛金の回収予定を支払条件に沿って置きます。売上見込み、請求済み、入金確定を分け、遅延の可能性も確認します。融資は承認や実行が未確定なら、確定した入金と混ぜません。
仕入、給与、家賃だけでなく、借入元金返済、税金、設備代金も書きます。減価償却費の計上自体は現金支出ではありません。期首300万円、入金200万円、出金240万円なら、期末残高は260万円です。
月末の回収より前に支払いが来る場合、月次合計だけでは不足を見落とします。余裕が少ない月は日別・週別にも展開します。予定と実績を比べ、回収遅延や費用増加を翌月以降へ反映します。
表が完成するまで相談を待つ必要はありません。必要な金額と時期が見えている範囲から、金融機関や専門家へ説明します。最初は3か月程度を置き、更新を続けられる形に整えるのが実務的です。
情報確認日:2026年10月3日。
資金繰り表の話をすると、「うちは税理士さんに任せているから」と返ってくることがある。
ただ、月次で上がってくる試算表は、あくまで過去の記録だ。来月末にいくら残るかを教えてくれるのは、自分で書いた1枚のほうしかない。
だから、きれいに作る必要はまったくない。手書きでもいいし、鉛筆で何度消してもいい。「来月末、たぶん◯◯万円」と自分の口で言えるようになれば、その表はもう役目を果たしている。
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※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。具体的な会計・税務のご判断は、顧問税理士等の専門家にご確認ください。